TANIGUCHI Seminar Column.BBS
04[2006-2007]


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No.135 築谷俊介
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世の中の矛盾

最近、よく授業中や休み時間、講座のときなどに缶コーヒーを飲みます。そして最近、ふと缶をよく見るとこんなことが書いてありました。

「世界4大コーヒー産地から、ワンランク上の高級豆を中心に厳選」。なるほど、いい豆を使っているなら、こうやって書くのがあたりまえだと自分でも納得しました。しかしこの缶コーヒー、スーパーで買った88円の缶コーヒー。もちろん缶コーヒーが安いにこしたことはありませんが何かおかしくないかとという考えが自分の頭の中をよぎりました。

世界の4大コーヒー産地(キリマンジャロ、コロンビアスプレモ、マンデリン、グアテマラアンティグア)からいい豆を取り寄せ、缶のデザインもおしゃれにして、CMも大物を起用して、とてもいいものができているのに88円。もちろんこの缶コーヒーの会社が大手ということもあって、大量入荷でそれなりに安くできるのかもしれませんが、一缶あたり88円までに下がるのでしょうか?

そんなことを考えていたら、前にテレビでコーヒー豆の栽培農家が「現在、コーヒー豆の値段の下落が続いていて、これ以上下がったら生活していけない」と言っていたのをふと思い出しました。世界中でたくさんの人がコーヒーを飲み、価格競争が激化するなかで立場の弱い海外のコーヒー豆の栽培農家は価格を下げるしか、手段がなくなってきます。

そうやって考えると私たち消費者は商品の安さを求めるあまりに自然と生産者の生活を苦しい方へ追いやる一方で、フェアトレードをしましょう、フェアトレードで世の中の貧困を改善することができますと訴えています。もちろんフェアトレードで生活を改善することのできる人たちはたくさんいるだろうと思います。

しかしその前に私たちはフェアトレード商品を買う前に何が生産者の生活を追いやっているのかということを考えなければならないのと同時にこの矛盾に気がつかなければならないのではないかと感じました。

立命館大学 理工学部 環境システム工学科 環境・デザイン・INS

築谷 俊介 rv004049@se.ritsumei.ac.jp


06/11/30 11:35
No.134 西村 英莉衣
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後悔しないように・・・

ちょっと重い話でスミマセン。
ちょうど、1週間前の今日に我が家の愛犬『チョロ』が他界しました。彼とは
心友であり家族でした。まだいなくなって1週間で実感がわかず、他界したこ
とを100%信じてはいないですが。

目の前からいなくなってから思うことはいっぱいあります。後悔していること
もいっぱいあります。

14年と半年前から私はチョロと生活していました。彼には、たくさん大きな
ものをもらい、そして教えてもらいました。小さい頃の私はとってもシャイ
で、ものすごい甘えっ子で、むちゃくちゃ泣き虫でした。チョロと一緒に過ご
したことによって大分強くなり成長したと思います。うちの家族もチョロのこ
とを『えりぃの父さん』と呼んでいるくらいです。彼には本当に感謝していま
す。でも、私はチョロにそれだけのことを返せたのでしょうか。大好きでいつ
も家にいるときは傍にいたけれど、高校からずっと、家にいる時間があまりな
く散歩にも1ヶ月に数えるほどしか一緒に行っていませんでした。ごめんね。
寂しかったやろうなぁ。

生前のチョロと最後に会ったとき、私は慌しく家を出る直前で
「バイバイ、チョロ」
と頭を簡単に撫でてすぐに家を出ました。もっと笑ってちゃんと顔みて撫でて
から家を出れば良かったなぁと思います。本当にごめんね。

目の前からいなくなってからでは遅すぎる。そして、いつが最後になるかわか
らない。
だから私はこれから毎日笑顔で、いつが何かの最後になってしまっても後悔し
ないように生きようと思います。
これが最後にチョロに教えてもらったことです。
ほんまにほんまにありがとうチョロ。


06/11/27 17:24
No.133 西村英莉衣
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クリスマスの準備期間

もうすぐ12月!!!12月にはクリスマスがありますね☆
私もよくわかりませんが『クリスマス』と聞くとワクワクしますし、「何しよ
うかなぁ」と特別なことをやることを考えてしまいます。しかも10月くらい
からいろいろ考えてしまいます。早い時期から、楽しい企画を考えたり、ロマ
ンチックな計画をたてたり・・・。クリスマスに対する日本人の気持ちって、
このようなものですよね。

日本のデパートでもクリスマスに対する意識は消費者に合わせて変わってきま
した。今年は11月の頭からもうクリスマスグッズ売り場がキラキラと設置さ
れていました!まだまだ紅葉もしていなかった時期から!!

このようなことは、キリスト教を信仰している国では考えられないことだろう
なぁと思います。クリスマスの本来の意味に重点をおいていなくて、イベント
事が大好きな日本人であるからこそのクリスマスまでの長くワクワクする準備
期間が生まれるんだろうなぁと思いました。


06/11/27 16:39
No.132 梅田 晴子
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親子丼

 今日の梅田家の夜ご飯は「親子丼」でした。しかも私が初めてつくった親子丼です!!バイトで親子丼を作り慣れているとはいえ、タレから作ったのは初めてで、出来上がるまで味がとても不安でした。でも「おいしいやん!」というみんなの一言でつくってよかったと心から思いました。

私はお母さんの手伝いをすることが以前より多くなり、家事について学んでいます。掃除、洗濯、料理・・といってもまだまだ分からないことだらけで、毎日家事をしているお母さんはすごいと思います。最近は特に料理をする機会が多く、お母さんに教えてもらった何品かの料理は作れるようになり、夜ご飯を任されることも多くなりました。でも私は料理を教えてもらっているお母さんに「おいしい」と言ってもらいたくて、自分の力で何かつくりたいと思うようになりました。そこで今日はあえてお母さんに教えてもらったことのない「親子丼」を自己流で作ることにしました。タレからつくり、味見しては調味料を加え出来上がった親子丼の感想を聞くまでとても不安でした。でも家族みんながおいしいと言ってくれたのでほっとしました。

私は最近家の手伝いをしていて本当にお母さんはすごいと思います。毎日の家事をこなすことの大変を感じ、初めて感謝をあらわすことは大切だと感じました。今まではご飯がおいしいと思っても口にだして言うことが少なかったので、これからは気持ちをしっかり伝えようと思います。料理をつくってくれた人に一言気持ちを伝えるだけで「また作ろう」と思えるのではないかと思います。


06/11/21 22:13
No.130 小埀 優
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『あき』

秋がすきです。
夏の終わりの、日なたくささを残した初秋よりも、
冬の、凛とした空気に気づかせてくれる晩秋がすきです。

秋は、夕げの匂いをくっきりと鮮明に通してくれる1番の季節だと私は確信していて、そしてこれが、私にとって秋の原風景になっています。

橙色に色づきはじめた空が広がっていて、
少し寒いので、つま先の辺りなんかを見ながらうつむき加減に家までの道をはちはちと歩き、
いろんな家からあふれ出てくる夕ごはんの匂いを鼻から胸いっぱいに吸い込んで帰る。

私は毎年、これを必ず繰り返します。秋の正確さに驚いてしまうほどです。

これは他の季節で体感したことはなく、あるいは考えられないことです。
たとえば、私は夏の夕方はなんだかわくわくしてしまいます。日が長くて、ぬるくて、自由な気がしてしまうからです。

「もうすぐ暗くなる」という、少しばかりの不必要な焦りと切迫感が秋にはあって、それが漂ってくる夕げのあたたかな匂いと混じり合い、信じられないほどの不安定なふくよかさの空気をつくり出してしまうのだと思います。
そして私はこの空気感が、もうどうしようもなくすきなのです。
そこでは、つまらないことから重要なことまでさまざまなことを決心できてしまいます。
髪を切ろうとか、旅行に行こうとか、今日はとりあえず泥のように眠ろうとか。

今年はもはやだいぶ寒くなりました。
本当に当たり前のことなのですが、「秋が終わったなぁ」と気づくのは、いつも冬の到来をもってしてなのです。
秋の引き際の華麗さも私はすきです。



06/11/17 20:21
No.129 玉川準一朗
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「世界を知る」

 夏休みに旅行をしてからというもの、“世界”っていうのにすごく興味を持っている。この前も、はじめて立命館大学の国際平和ミュージアムを訪れた。

 世界には様々な人種、言語、宗教などが存在する。私は今話題の未履修問題ではないが、世界史をほとんどやっていない。友達と話していても、自分が世界史には無知だと感じる。私の単純な頭では、なんで戦争なんて起こるのかわからない。「お互いケガするのはやめよーぜっていえば、解決できるもんなんじゃないの?」って今までは思っていた。実際、インドネシアやエジプトなどイスラムの国に行っても、こんなに陽気な人たちがあんな戦争をするようには思えなかった。

 しかし、学ぶにつれていろいろと見えてきた。なぜ、イラクは混迷するのか?なぜアフガニスタンでは政権が不安定なのか?なぜ、イスラエルはイスラム国家から攻撃されるのか?なぜ、ヒズボラという組織があるのか?今の私なら、すこし答えることができる。

 皆さんは、“国家”とはなんだと思いますか?まぁある本の受け売りですけど、私はこの問に応えることはできなかった。国家とは、地域、言語、人種、宗教、文化など、さまざまな要因によって構成される、かなり不安定な決定要素によって定義されます。もうひとつ、西欧諸国による植民地支配によって強引に作られた国家が存在する。これらの国家が今日まで不安定な国家として知られている国々になっていく。

 もしかしたら、常識かもしれないが、私にとってはすごく新鮮だった。まぁこんな簡単な話では済まされないから、現在も先の見えない戦いが続いているのだが…。

 最後に、今日本でも改憲に向かい進んでいること。自衛隊を軍隊に変えてしまうかもしれない現実。隣の国からミサイルが飛んでくる現実。核保有国が国連の常任理事国であるという現実。すべてをおかしいと思わなければならない時期がきているのではないかと思う。

06/11/06 1:27
No.128 高木尚美
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夜回り先生講演会
 
「夜回り先生」と呼ばれている方を知っていますか?「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールを行いながら、シンナー・覚醒剤などの薬物汚染や暴走族から子どもたちを救い続け、「夜の街に居場所を求める子どもたち」と真正面から向き合い、彼らの更正に尽力している水谷修先生です。
私が夜回り先生の事を知ったのは、大学一回生の頃。サークルの先輩が教えてくれたのがきっかけでした。それから著書や記事を片っ端から読み、水谷先生が日本全国で講演している事を知ってからは、ずっと講演を聴いてみたいと思っていました。そして!9月24日、野洲文化大ホールで、その水谷先生の講演会を聴くチャンスがやって来たのです。
 
講演は…感動して、涙して、すごく胸打たれました。今でも声が心に残っています。「リストカットは死ぬためじゃなくて生きるためにやっているんだ」と言う言葉が一番印象的でした。私は幸い、家に引きこもりになったことも、夜の世界に引き込まれそうになった事もありません。だから、私には、話を聞いて感動したり悲しくなったりする権利はもしかしたらないのかも、と思ったこともあります。実際、こういう話を苦手とする知人もたくさん知っています。けれど考え方を変えれば、先生の話す話は、一歩間違えれば私自身に降りかかっていたことかもしれなかったし、今後子どもができた時、その子に降りかかってくる話ではないと言い切れない話なのです。
こんなに印象に残る講演は初めてでした。
水谷先生は、講演中始終「私は夜の人間です」とおっしゃっていました。けれど、それは違うと思います。確かに、夜回りに出て、夜の世界を知り尽くし、夜の人々と接している人かもしれません。けれど先生は、子どもたちを昼の世界に戻そうとしている人です。だから、夜の人間ではなく“昼間のお日様の匂いを残した人”だと思います。天気の良い日に干した洗濯物は、日が暮れても、何だか暖かみのある匂いがする事ありますよね。夜の子どもたちにとって、水谷先生はそういう人物だと思います。
 
サイン会のとき、先生にお願いして握手して頂きました。驚いたのは、思っていたより大きくて、すごく温かい手だった事です。たぶん、この日私が受けた衝撃は、先生が語った話が半分で、もう半分は、ここまで子どもの為に尽くす人がいるんだ、ということです。むしろ「なぜここまでできるの」と感じました。これは愚問なのかもしれませんが。
私には、とても無理な事ばかりです。けれど、知る知らないでは大きく違いますし、周りの人を大切にする、という事ひとつでも違うと思います。先生が私の本にくださった「いいんだよ」と言うたった一つの言葉の深い意味を大切にしようと思います。


06/11/05 23:33
No.127 小山 佑也
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くさつ街あかり華あかり夢あかり

このイベントをご存知の方も多いと思うのですが、11月上旬のこの時期には、草津駅前商店街にて、あかりをつかったイベントが行われています。駅前商店街を通る道は旧中山道と東海道で、その分岐点が草津天井川の下トンネル付近にあります。草津は、京都へと至る重要な二つの道を持つ宿場町で、あの信長もこの一帯には目をつけていたそうです。こういう歴史背景を利用したまちづくりのひとつに、草津宿場祭りがあります。これは五月ごろに行われ、大名行列を模した集団が一帯を練り歩く中、出店が祭りの雰囲気を引き立てます。そして草津で行われる有名な祭りがもうひとつあって、それがこのイベントです。このイベントが開催されるのは今回で3回目と結構新しく、また宿場祭りと違って夕方から夜にかけて行われます。この時間帯を使って、街道沿いに並べられた手作りのあかりが幻想的な雰囲気を演出するのです。あかりの多くは蝋燭で光り、和紙で装飾部分を作られたものなので、街道や街道沿いの木造建築、酒蔵の雰囲気と合い、風景の一部と化します。あかりを使ったイベントというのは宗教的な意味のあるなしに関わらず様々な場所で見かけるような気がします。ですが、ここ草津の場合はあかりを見せるだけでなく、それを並べることで、道(街道)に焦点を当てていることが特徴的だと思います。宿場祭りも街道あってのイベントだと思います。以前演習で、この街道を扱ったサイン計画を考えたことがありますが、現代の商店街付近の通りと、歴史ある街道とのギャップがあって、そのことが課題だったのを覚えています。街のもつ文化資産をどう活かすかということの難しさをそのとき感じました。このイベントは開催二回目(去年)に見に行った時は盛況で、三回目にして立命大で学生ボランティアを募るまで大きくなったことを考えると、街道という文化資産を活かすイベントとしてうまく軌道に乗ったのだと感心します。

草津市ホームページ
http://www.city.kusatsu.shiga.jp/contents_detail.php?frmId=6067



06/11/03 17:58
No.126 巽 翔吾
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村の伝統

先日私の町というか村で祭があった。大人は酒を注入してでっかい神輿を担ぎ、
その神輿の上で幼稚園以下の乗り子が太鼓を叩きながら『もっと上げろ!』
とやじを飛ばす。小学生達は子供神輿を担ぐ。
そうやってみんなで村の神的存在が祭られている山までワッショイするのである。

本気の神輿って担いだことある?あれはやばいよ!ハンパなく重い!
自分の中に断固たる決意をぶち込まなやっていけない。男の真価が問われる。
まっ次の日めっちゃ筋肉痛やけど(笑)

男の真価というと小学生の男子はみんな相撲をとらされる。ふんどし一丁じゃ
ないけど村のみんなが見てる前でやらされるから恥かしったらありゃしない。
小学生ながら負けたら『家系の恥』というプレッシャーを背負いながらとる。
負けて泣くなんてとんでもない。まっオレ低学年の時泣いてたけど(笑)
でも高学年の時は決勝までいっててんで!負けたけど(笑)

みんなの町でもこのような祭ってありますか?参加してますか?私の村では年々
参加者が減ってきているように思う。やっぱりこれは寂しいことだ。
このような『祭』という『伝統』を未来へ繋げていく事を自分達の使命として、
自分達で守り継承していくという意識を持たなければいけないと思う。
そうすることで村人同士にもコミュニケーションが生まれ、村が潤っ
てくるだろう。
村のような小さな単位では特に伝統というものを大切にしていかなければいけない
と思う。

06/10/26 2:46
No.125 玉川準一朗
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「初めての個人旅行」
 今年の夏、初めて個人で計画して旅行してきました。行った国はエジプト・シンガポール・タイ・カンボジアの4カ国。航空券も格安航空券を使い、ホテルは現地で探すという、ようはバックパッカーをしてきました。

 個人旅行はすごく学べる点が多い。チケットを取ることはもちろん、向こうの空港を出ると、もう自分たちの力を信じるしかないという状況になる。空港からまずはホテルを探すだけで、必死である。

 ガイドブックは偉大である。そんな個人旅行ができるようになったのも、ガイドブックのおかげである。その国の物価なんでわからないし、現地人からすれば、私たちは格好のカモなのである。そんな私たちがある程度向こうと交渉できる。

 シンガポールを除く3カ国は、非常に物価が安い。ホテルは一泊300〜500円ぐらい。水シャワーにも、トイレが壊れているのにも慣れた。高級ホテルに泊まるのもよいが、こんなホテルでも寝て起きるということに関しては、なにひとつ不自由は無い。食事に関しても、何の肉だか分からないものを、ハエがたかったパンに挟んで食べても、問題は無い。日本だったらハエ一匹でも気にするだろうな(笑)

 とにかく、自分にとって大きな経験になった。“生きる”ということに関して、日本が必ずしも優れた国とは思わない。むしろ発展しきっていない国のほうが、精神的には豊かである。それを学べたことは良かった。

06/10/16 1:23
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