TANIGUCHI Seminar Column.BBS
03[2005-2006]


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No.113 井上 彩子
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アルバイトから学んだこと

私のバイト先である京都の映画館は1月の29日で閉館します。70年の歴史を持っていた劇場が河原町にはなくなってしまいます。きっと、お年寄りの方にはすごく思い出いっぱいの劇場なのでしょう。私たち従業員はもちろん閉館してしまうことは悲しいけれど、様々な思い出を持った方はなおさらのことでしょう。
今は、1月28日、29日の閉館イベントに向けて準備の真っ最中です。閉館イベントでは、『七人の侍』とか『ベン・ハー』、『十戒』といった昔の名作をたくさん上映します。私たちは、劇場をたくさん飾って、お客様の思い出に残る劇場を作っています。

ここで、少しばかり私のバイトを振り返ってみたいと思います。
このバイトを始めて1年9ヶ月。実は、2年半前には大阪の同じ系列の映画館でバイトしてました。そこがすごく楽しかったから、京都で始めたのです。

私は、ここで多くのことを学びました。とても古い劇場であっただけに、シネコンとは違って、とても便利とは言えませんでした。階段も多いし、古いし、劇場ごとに入り口違うし・・・だけど、それだからこそ、私たちのサービスというものが重要だったのです。私たちは形のない商品を提供していました。映画というものを気持ちよく見ていただくために、私たちは努力していました。そんな時、映画を見たお客様が『よかったよ、ありがとう』と言ってくださったことがありました。足の悪い方のためにエスカレーターを反転させて、お礼のお手紙を頂いたこともありました。そんなときに、私はとても喜びを感じました。この経験を通じてサービス業って素敵なのかなと思うようになりました。同じ空間で過ごした方に、形には残らないけど、素敵な思い出を作ることができる仕事。それが、サービスの仕事ではないでしょうか。


06/01/23 23:44
No.112 広瀬徹
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思い出を掘り返す
〜2005年の最後の日〜

 みなさんは師が爆走し、終わりかけの12月31日はなにしていましたか?親と家でコタツに入りミカンをいじり紅白見ながらそばをすするまったり系ですか?それとも彼・彼女と除夜の鐘を聞きに寒空の下、体を寄せ合う純愛系ですか?それとも、普段どおりネットしていたアキバ系でしたか?はたまた、ライブドアのホリエモンが実は悪なのを見抜いていましたか??
 てことで、私は毎度のごとく地元の野郎で男祭りー2006―でした。この日は、毎年恒例で彼女がいる奴も彼女に謝り、集まるのです。そして、酒は各自持参。参考までに今年の酒を見てみましょう。(ビール3ケース計72本・純金入り日本酒 1升・梅酒 2本・芋焼酎 1本・麦焼酎 1本・泡盛 1本・ウイスキー 2本・ウッォカ 1本・チュウハイ 複数・山田錦 1本)これを男11人で飲みきりました。久々に本気で楽しんだ。
「飲む・笑う・吐く・笑う・泣く・笑う・放尿・笑う・怒る・笑う・飛ぶ・笑う・滑る・笑う・片付ける・笑う・参る・笑う・食べる・笑う・絡む・笑う」
 こんな具合に、馬鹿騒ぎできるのももう最後かもしれないな。そろそろ就職して、確実に11人も集まることはないだろう。なんか寂しくなる。馬鹿騒ぎを僕は後何年できるのだろうか。いつまでも、この頃の楽しさを忘れないように胸に刻み込むことにしよう。そして総合基礎経営学勉強しよ。


06/01/23 22:51
No.111 広瀬徹
(40KB)
思い出を掘り返す
〜アメリカ西海岸の旅〜

9月1日にSFO(サンフランシスコ空港)に10時間のフライトを終えて降り立った。第一印象、外人ばかりだった。そして15日の帰国まで激動の2週間を送った。 軽く何をしたのか振り返る。
ロスにいっては
サンタモニカで海水浴して寒すぎて
メルローズで古着を買いあさり
パサデナではアメリカ初のフリマで安さに驚き
ハリウッドの山はくそしょぼくて
ダウンタウンは日本にはない高層ビルが並び度肝抜かれた。
サンフランシスコでは、
ヒッピーの町ヘイトに行きマリファナ野郎を見学し
ゲイの街カストロで男に囲まれ
MOMAという美術館でピカソに失望し
フィッシャーマンズワーフではカニを食べ
アルカトラズ旧連邦刑務所に感動し
コイトタワーでサンフラを一望し
9月11日には黙祷し
オークランドの生演奏のきけるJAZZ BARで心を震わし
ゴールデンゲートブリッジで神秘的な風景に絶句した。

 今、当時の日記帳を見るとこんな感じでした。やっぱりすごく印象に残っていることは、アメリカ人のコミュニケーション能力の高さ。スタバでもマクドでもまず相手に対して「最近どう??」みたいなコミュニケーションをはかります。これって日本ではありえないこと。日本のコンビニなんかひどいもので、一言もしゃべらなくても全ての任務が完了する。 やっぱりこれは、アメリカの懐の大きさを感じたというか・・。まぁただの文化の違いなのか・・。 サラダボール論といわれるが故の多人種国家だからなのか・。はたまた、その反対で、多人種国家が作った自己防衛としてのコミュニケーションなのか。でもやっぱ知らない人と気軽に話しやすい空気がアメリカにはあった。また、アメリカには光と闇の部分がすぐ横で共生していること。観光地は多くの観光客で溢れている。その通りから3・4本通りを越えると完全な黒人街。迷い込んだ自分はあせりました。あきらかに空気が違う・・。さっきまではわいわい・がやがやしてたはずなのに急にぴりぴりなんです。 あれはすぐ逃げたけど、文章では分かりにくいやろうけど、危なかった・・。まじ、空気かぁ 錣襪C蕁ΑΑ マイナスイオンからマイナスムード。 てことで、結論またどっか行きます。


06/01/23 22:49
No.110 田中 恒
(34KB)
一般化のなかの個性

 僕があちこちの地方を旅する時、必ずチェックするものがある。その一つが屋根。伝統的な日本建築を継承した屋根にはその地方独特の風土、様式を見ることができて楽しい。

 風雨や陽射しから人間を守るためのシェルターである家にとって、屋根はその核と言っても良い。壁の無い建物はあるが、屋根の無い建物というのはなかなか無い。その建築物の印象を決める大きなポイントでもある。
 山陰地方の屋根瓦は、赤みがかったオレンジ色が多い。聞けばこれはこの地方から産出する土の特徴によるものらしい。地産地消のシステムが知れる。甲州では小型の太陽光発電をつけ、突起のついた屋根が増える。雪深いこの地方で、空気熱と太陽光という自然の力を最大限に取り込もうという姿だろうか。日本民家の代表的な姿、茅葺は上手に雨や雪、空気を処理してくれる。それぞれの風土に合った工夫が、屋根のカタチを作っている。

 しかしそんな屋根も、ハウスメーカの台頭や基準法によって風土を表象しないものが増えた。どこに行っても同じ屋根、印象。地方の特色が標準語の強要によって奪われている。
 写真は京都北山の民家。京都には美山町という茅葺屋根で有名な地区があるが、これはその形態をそのままに萱を鉄板に変えたものではないかと思う。萱葺きの面倒な手入れや防災基準の問題を解消し、なおその様式をとどめようと努力した姿だ。一般化されながらも、その身に個性をとどめている。

 今でこそ勝手に生きているが、自分も社会では一般化される。それでもなお残せる個性、残すべき個性とは何か、それを考えさせられる。

06/01/22 6:37
No.109 浅井智代
(46KB)
たとえ変わってしまっても

ひさしぶりに嵐山へ行ってきました。小さい頃によく祖母に連れられて嵐電に乗っていろいろなところへ連れて行ってもらいました。この嵐山へもよくつれてきてもらいました。小さい頃はこの駅はこんなに綺麗ではなく、少し薄暗く人もそんなにいなかったような記憶があります。しかし今は綺麗に建て直され、みやげ物店なども入り、観光客が多数くつろいでいました。金魚が泳いでいて子ども達は興味深そうに見ていました。その光景を見て、時の流れを感じ私の知っている駅がなくなってしまったと思うと無性に切なくなりました。駅自体の大きさも私が成長したために小さく感じてしまうようになってしまい、私が幼い頃に慣れ親しんだものが全て幻だったかのような錯覚に陥りました。二度ともう見て触ることのできないものになってしまった駅。今ここで金魚に目を奪われている子ども達がやがて成長してまたここに来たときにも同じように金魚は彼らを出迎えてくれるのでしょうか。今生きている金魚ではないことは確かです。しかし、違う金魚だとしても、また金魚がいなくなってしまっていたとしても、ここで金魚を見て楽しんだ記憶はきっと残っているはずです。もう昔の 景色を見ることは不可能ですが、私の記憶には祖母に連れられて、小さかった私から見た大きな世界が今もなお残っています。その記憶を大切にし、今の現状を受け入れ新しい世の中を見つめていくことが、これから先の未来を担っていく私達には必要であると思います。


06/01/21 14:16
No.108 奥田朋亮
(25KB)


バイク
 
 久しぶりのコラムです。今回は、私の趣味について今さらですが書こうと思います。 写真を見てもらえば分かる通り私の趣味のひとつはバイクです。大学二回生の春に免許を取ってからほぼ毎日京都から学校まで約1時間かけて通っています。走行距離も買ってから今までで1万3千キロを超えました。このバイクは、大学生活で一番長い時間私と共に過ごしたやつかもしれません。雨の日も、風の日も、冬の極寒の中も、共に走ってきました。しかし中古で購入したこともあり、今まで色々故障もしました。そのたびに私の懐からお金が消えていきました。はじめは、「定期を購入するよりガソリン代のほうが安いし経済的やな。」と思いバイクを購入したのですが、結果的に定期を買っていたほうが安かったと思います。このように色々手がかかるやつですが、今では私にとってなくてはならない存在になっています。 みなさんは、自分のバイクを大事にしてますか?最近、大型バイクを狙った盗難が頻繁に起こっているようです。もし自分のバイクが取られたらと思うと、こういった犯罪をおこす人たちに怒りを覚えます。私の知り合いもバイクを盗られました。こういった犯罪は、盗った人たちが悪いのは当然ですが、被害者の管理義務も問われます。ハンドルロックだけかけていて盗られたでは、バイクが盗ってくれと言っているようなものです。最近の窃盗は、大きな窃盗集団が裏にあるようで、トッラクで根こそぎとっていくような手口もあるようなのでただ単に鍵を複数つけるだけでは効果がないかもしれませんが。そういった集団は、前もってどこにどのようなバイクがあるか調査してから犯行に及ぶようなので、日頃から警戒していれば被害が最小限に抑えられると思います。盗るほうが絶対悪いのですが、所有者の自己管理がもっとも重要だと私は思います。盗られてからでは、何をしてもバイクは帰ってきません。 


06/01/19 20:47
No.107 浅井智代
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雪国

これは長野県で撮影した写真です。すごい雪の量です。今冬はかつてない量の雪が降り、雪国にお住まいのかたには苦労の多い季節であったと思われます。雪下ろし中に転落したり、暖かくなって雪が屋根から滑り落ちてきたりするなどして生き埋めになった高齢者や幼稚園児など雪による被害にあった人が多数います。京都の南に住んでいる私には雪はあまり馴染みのないもので、雪が人を殺すこともありうることなど全く考えもつきませんでした。しかしこの写真のような場所に実際に行ってみると自然の脅威を感じざるを得ませんでした。私の身長の倍以上雪が積もっており、標識が埋もれているところもあるほどでした。同じ日本にいながらこんなにも私の日常とは全くかけはなれた生活をしている地域があるということを、普段の生活に慣れていると忘れがちになってしまいます。自分の置かれている環境だけが全てではなく、今この瞬間にも苦しんでいる人がいるということを私達は忘れてはならないと思います。自分の目に見える範囲だけに気を配るのではなく、はるか遠く見えないところの環境にも目を向けられる力を養い、もしそこが改善すべき状況ならばそこで私は何ができ るのか考え、実行し、もしくは実行できるだけの力をつけることが、人としてこの社会で生きていくうえで重要であると私は思います。


06/01/19 10:56
No.104 中井 直
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おかしいですよ

 この頃、世の中おかしくなっているとつくづく思う。一年を振り返ってみて、アメリカに大きなハリケーンが来たり、日本では地震の数も半端ではなく多い。これらは、一見「天災」と捉われがちだが、私は「人災」であると感じている。まず疑問点の一つとして、昔と今を比べてみて、このような出来事の頻度が圧倒的に増えているのではないだろうか。特に世界的に産業発展して、「温暖化」という現象が起こってからではないだろうか。まさにハリケーンは温暖化と結びついている。地震ももしかすると地面が温められていることによって地盤が緩んでいるためではないかと感じる。

 人災と言えば最近、広島や栃木で小学生が犠牲になった事件があった。逆に未成年が親を殺害したなどの事件もある。子供に対して「キレやすい」という言葉が騒がれたことがあるが、子供だけでなく大人もそうなのではないだろうか。もはや年齢など関係なしに事件が勃発している。

 私自身、上記の内容と比べれば小規模なものであるが、この一年「変なメール」に悩まされたこともあった。また、家に友達を装って電話をかけてくる人もいる。内容としては、親が電話を取った時は男の人なのに私が電話に出ると女の人に替わり、訳の分からない事を話してくる。明らかに詐欺を目的とした悪徳な業者が関わっている。

 今回一番言いたいことは、このおかしい状況に我々が慣れてしまっているのではないだろうか。「異常事態が異常と捉われないことが異常である」と私は思う。


05/12/31 13:11
No.103 竹田 雅史
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ラクロス

立命館の全日本選手権は,関東のクラブチームの前に4ー14というスコアを残し終わりました。周りは立命は健闘したという。HC(ヘッドコーチ)は,今までの中で一番良い試合展開だったという。確かに試合展開は悪くはなかった。正面からぶつかるのはやめ,こうじた策もはまった。じゃあなぜここまでスコアに差が生じたのか。「地力の差」。「圧倒的力の差」。健闘はしただろう。しかし結果がついてこなかった。試合内容に納得するメンバーもいる。しかしこの敗北で,立命館は道を失った。4回生と,もうクロス(stick)を交えることはなくなった。試合が終わり涙するものがいる。言葉を発する者はいない。全日本選手権で頂点に立つ,たった1つのチームを除いて,みなこのぶつけようのない想いを抱く。後悔は!?…。あるに決まっている。後悔がない試合,後悔がない物事なんかない。どれだけあとに残る後悔を最小限にするかだ。試合が終わり,4回生が引退し,新チームがスタートしたが,こういった想いはなくならない。
全日本選手権は男子,女子ともに社会人のクラブチームが有終の美を飾り,終わりを告げた。全日本選手権final,女子のクラブチームに挑んだのは関西の大学,武庫川女子大学。男子のクラブチーム(立命が負けたチーム)と対戦したのは東京大学。歴史が変わることはなかった。女子・男子ともに,ここ6年クラブチームが上に立っている。ただ,間違いなく学生のレベルは向上している。質・技術・motivationは上がっている。私にはあと一年,フィールドを翔ける時間的猶予がある。頑張ろう!後悔をより小さな後悔にするために。


05/12/24 15:39
No.102 竹田 雅史
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全日本選手権

11月19日のfinal3準決勝から4日後,長居でfinal3決勝が行われた。対戦カードは立命VS京産。どちらが勝っても初の関西制覇。立命としては,常に一部リーグに身を投じていたが,未だかつて手にしたことのない悲願のタイトル。勝算はあった。自信もあった。勝つための準備もできていた…。慢心。気負い。自分達の力を過信しすぎていたのか…。結果は惨敗。何千人の観客が見守る中での試合。周りは,立命はfinal3準決勝で燃え尽きたと言う。何が悪かったのか。残るのは後悔だけ。自分達は全力でプレーできたのか!?答えがでない。そもそも答えはあるのか!?全力でやった,と自分を信じるしかない。幸い立命にはまだ先がある。『全日本選手権』。関西からは2校が出場できる。終わった試合,過去は変えられない,なきものにはできない。前に進もう。全日本選手権緒戦までは2週間。相手は全日本クラブ選手権を1位通過した,日本一に最も近い関東の社会人チーム「DESAFIO」。強い。強すぎる。相手は日本代表選手を多数かかえるチーム。真っ向勝負はやめた。周りはそれを逃げと捉らえるかもしれない。そもそもこの試合に
周りは結果や価値を求めていないだろう。結果は見えている。関西の1大学が関東のクラブチームに勝てるはずがない。周りはそう思っている。この試合を見にくる観客の大半は,試合を見に来るんじゃない。DESAFIOのプレー,日本の最高峰のプレーを見に来る,それしか興味がないだろう。立命はその対戦相手であるだけ。しかし自分達はそーは思わない。始めから負けを認めるなら,試合なんかしないほうがいい。勝たなければ先には進めない。進む先に壁があっても,もどることはできない。泥臭くてものぼるしかない。気持ちを折ることはしない。それは社会にでても言えることだろう。壁が大きくても,相手がすごくても,諦めた時点で先はない。この試合を終え,そういったことを強く感じました。


05/12/23 16:37
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