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[2004年10月のPick Up]

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   金高 節子(Setuko Kanetaka)

 いけばな京花博 家元教授
茶名 宗節・裏千家準教授
京都きもの着付学院卒業
フランス国デュールフローラル協会認定フラワーアーティスト
                
 

work: 茶道・華道・着付のカルチャー教室主宰

「教えていくことで存在した価値を」


  PICK UP7弾!今回は、西京で茶道・華道・着付の教室を開いている金高 節子さんをPICK UP!

前回の井上花園さんからの紹介で、様々な教室を主宰している金高さんを取材してきました。茶道・華道の先生ということで厳しい方なのかとおもいきや、とても親しみやすく話しやすい先生で快く取材を受けてくださいました。

桂駅からバスで10分、徒歩5分。立派なお宅に取材陣は圧倒されました。

茶道・華道・着付などの教室を主宰するようになった経緯を教えてくださいませんか?

子供の頃に茶道・華道の習い事をしていました。結婚してから主婦業の傍ら、家で生けていた花を見て近所の友達から教えてくれないかといわれ、華道教室を始めました。
それから茶道も教えてくれといわれ、茶道教室も始めるようになりましたが、着物を一人で着られないといけないので着付教室もやるようになりました。

他にフラワーアレンジメントもなさってますよね?

以前から興味をもっていました。主人が亡くなってから転機のつもりでフランスに渡り、フラワーアレンジメントの資格を取得しました。
それを教室の生徒に教えるようになり、また様々なホテルのブライダルを手がけていくようになったんです。

ブライダルなども手がけているんですか?

ホテルから頼まれたものや、また教室の生徒が結婚するときなんかにも私が作ったブーケをプレゼントしたりするんですよ。

ほんとにたくさんのことを手掛けているんですね。

そうですね、生徒数がそんなに多いわけではないけれど曜日毎に違う教室を行なっているんで大変ですね。でも生徒さんの中には十数年通ってくれていたり、母親そしてその子供と親子2代で来てくれている人もいるんですよ。生徒を増やすことよりも、止めずに続けてくれていることが嬉しいですね。

   今まで作ったものや、結婚式の様子を撮った写真などを見せてくださる金高さん
どれもステキなものばかりでした。もちろん、花嫁の笑顔も満開でした。

今まで様々な活動を行われてきましたけど、これからの目標などややりたいことなどはありますか?

これからしたいことねぇ・・・、やりたいこと全部やってきたしね(笑)。強いて言うなら生徒一人一人を大切にしていくことかな。

「全部やってきた。」って言うことってなかなか言えることじゃないですよね。

したいときにしたいことをやる。今日やらなければ明日どうなるかわからない。「一日一生」って言葉があるじゃないですか?一日一日がその人の一生になると思うんです。

 なるほど。

周りにいる人のおかげで今の私がいるんだと思います。一日一日の様々な所で出会った人との縁を大切にしていると色んな所でお声がかかるんです。

一期一会ということですか?

そうですね。ただ家でボーっと過ごしているだけなら、そのまま死んでいくだけじゃないですか。それってすごい寂しいんですね。教室の生徒たちに教えていくことでその人の記憶に残る。そして子供などに「こんな人に習っていたんだよ。」って伝わっていくことで、私の一日一日の生きた証が残るじゃないですか。教室の生徒に教えていくことが私の生きた証なんですね。

お花のほかに、茶道についても学ばせていただきました。
普段触れる機会の無いお椀について正しい持ち方や成り立ちなどを知ることができ、とても貴重な体験でした。
最後にみんなで写真を。取材班、金高さん、そして井上花園のかなやまさんの赤ちゃんと。 ちょうど取材の終わり際にかなやまさん夫妻が訪問されたのでした。


ほとんど知識の無い取材班に色々と花道・茶道について、そして「道」そのものや日常の心構えについても、親切に色々教えてくださった金高さん、有難うございました。

今後機会があれば、西京.com主催の企画でまた金高さんにご登場いただければと思っております。

(西京.comサポートチーム 権)


「私を取材して!」、「こんなことがあるんだけど取材してみない!?」っていうような情報をお持ちの方は、 mailto:support@nishikyo.comまで!タレコミ待ってます!

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毎月更新予定です。
来月は、西京区のどんなすごい人・すごいものをPickUp出来るのでしょう?こうご期待!

 

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