宇治小事件教訓に「学校安全研究」 宇治市 住民ら参加し発足
Kyoto Shimbun News 2004年4月30日(金)



Kyoto Shimbun News 2004年4月30日(金)

宇治小事件教訓に「学校安全研究」 宇治市 住民ら参加し発足

 昨年12月に教室に侵入した男が児童を負傷させた宇治小事件を教訓に、宇治市教委は30日、 学識者や地域の人たちによる「学校安全管理に関する研究協力者会議」を発足させた。この日、 市役所で開かれた初会合で、谷口道夫教育長が藤岡一郎・京都産業大法科大学院教授(刑事法) をはじめ、市子ども会連絡協議会や少年補導委員会、警察、消防関係者など21人に委嘱状を手渡し、 「行政と学校がハード、ソフト面を充実させても、地域の力を借りないと学校の安全は強化できない。 皆さんの提言を行政に生かしたい」とあいさつした。
 宇治市は本年度、文部科学省から「地域ぐるみの学校安全推進モデル事業」の指定を受けている。 研究協力者会議は、市の諮問機関として安全対策の視点やマニュアルの検討、学校施設の安全対策を審議し、 9月をめどに答申する。

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